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2004年6月29日(火)【6日目】

2004年6月30日(水)【7日目】

泣いても笑っても名残惜しいが、今日が最終日。さようならロンドン。

午前中は、「ロンドン午前市内半日観光」の20人ほどのバスツアーに参加。集合時間が8:45amなので5:30amに起床し、ホテル最後の朝食を取り、チェックアウトを済ませ、大きな荷物はホテルに預けて、地下鉄ディストリクト線で集合場所であるヴィクトリアへ行く。
ロンドンに来たら最低限、「ここは見逃せない!」という場所を、効率よく専門日本語ガイドさんと共に廻ったが、自力ではなく、ガイドさんの説明を受けながら、バスの窓から眺めるだけなので、あまり鮮明には覚えていない。やはり「旅行はこの足で歩いてこそ価値があるのだ」と再認識した。
9:00amヴィクトリア駅の「みゅー」を出発。トラファルガー広場、ピカデリーサーカス、ウェストミンスター寺院、セントポール大聖堂、ロンドンの金融機関が集まるオフィス街のシティ、大火記念塔、等はバスの車窓からの観光。
  観光バス内


トラファルガー広場 ネルソン記念碑とライオン像、そして噴水が印象的な広場である。ここのライオン像が三越のトレードマークになっているのはよく知られている話だ

トラファルガー広場からロンドン塔へ向かう途中、シティへの入口あたりの通り沿いで王立裁判所をはさんで向かい側にトワイニングの本店があった。世界的ブランドのこの店は意外なほど小さく、創業以来そのままの建物だそうで、大きなビルとビルとの間に挟まれた、間口5メートル足らずの平屋だ。
トワイニング本店 トマス・トワイニングは1706年「トムコーヒーハウス」を開業するかたわら家庭でも喫茶できるよう茶葉の小売を始め、喫茶の大衆化を進めた。
9:53am ロンドン塔で最初の写真タイム。振り返ると、タワー・ブリッジが間近に見える

ロンドン塔 ロンドンのテムズ川北岸にある旧跡。
1078年ごろウィリアム征服王がホワイト塔を構築して以来,中世歴代の王によって増築された。現在ホワイト塔を中心に二十ばかりの塔を結ぶ姿を横たえている。塔内にはローマ帝国支配時代の遺構もある。
元来は城砦や王宮として用いられたが,後には政敵や国事犯を収容し処刑したので陰うつな歴史を凝縮している。処刑は、当時ロンドンの一大見世物だった。群衆が見守る中、ここで人生にピリオドを打った囚人たちは数知れない。たとえばベル塔にはトマス=モア、ブラッディ塔には少年王エドワード5世と弟ヨーク公、ウォルター=ローリー、グリーン塔にはヘンリー8世の第二王妃アン=ブリーン(エリザベス1世の母)、第五王妃カザリン=ハワードなどが閉じ込められ処刑された。
エリザベス(のち1世)も少女時代に2カ月ばかりベル塔に幽閉されていた

カラス 時間が無くて中には入らなかったが、ロンドン塔の有名な話がカラス伝説。
カラスが害鳥として駆除されている日本では考えられないが、ロンドン塔の中にはカラスが住んでいて、「このカラスがいなくなるとロンドン塔も無くなり、英国は没落する」という不気味な言い伝えがあるそうだ。
世界中でカラスが餌付けされている場所って、たぶん少ないだろう。このロンドン塔は、その数少ない場所の一つで、ここでは英国王室により、カラスが餌付けされている。塔のカラスは羽を切られて、塔から飛んでいけないようにしカラスにとっては不幸なことだが、待遇はとても良いらし。
バイワードタワー ホワイトタワー トレイターズ・ゲート
船で運ばれた囚人が外界に別れを告げた反逆者の門
タワーブリッジ
テムズ川に架かるご存じタワーブリッジ。
大型船が来ると約90秒で橋桁がハの時に持ち上がるが、現在はあまり上げるときはないそうだ

10:40am 次にロンドンアイで写真タイム。テムズ川を挟んで対岸に見える国会議事堂のビックベン(時計台の愛称)
ロンドンアイ
25 人乗りのカプセル  観覧車の直径は 135 メートル、重さは 1900 トン。当然世界最大の観覧車。一周にかかる時間は 30 分。最大高度が 135 メートル。巨大なカプセルはすべてシースルーで、足下まで見えるので、高所恐怖症の人にはちょっと怖いかも。
ビッグベン

ホース・ガーズ
ここは近衛騎兵隊の司令部。てっぺんに房飾りがついた古風な金色ヘルメットに青い軍服姿で馬にまたがった門衛は、「これぞイギリス!」といういでたち。

11:10am 11時30分からのバッキンガム宮殿衛兵交替式を見学に宮殿前広場へ行く
バッキンガム宮殿

1703年にバッキンガム公爵によって建設された。その後、イギリス王室によって買い取られ、ヴィクトリア女王が移り住んだのは 1837年のこと。それ以来、この宮殿はイギリス王室の公式な宮殿となっている。
今日は、正面に国旗が飾られていたので女王は不在。(ご在宮の時は、王室旗が飾られている)
衛兵交替はロンドン観光のメインともいえるが、交替の時間が近づくと、宮殿への沿道は見学に訪れた人々で埋め尽くされる。それでも衛兵交替を人垣の中から眺める様は、まさにロンドンならではの光景。
今や警備の役割よりも観光客のために存在しているようなものだが、こうゆうところに相当の経費をかけるのがいかにも英国らしい。
遠くから近づいてくる、赤い服、黒い帽子の衛兵の行進を見ると、いかにもロンドンに来たという思いに沸く
予想していた以上に、もの凄い数の人たちをかきわけ、鉄門内で行われている儀式の模様を、かろうじて写真に撮ることが出来た。ブロンズの頭が邪魔だ!

11:58am 「みゅー」着 半日市内観光終了
ビクトリア駅前から52番バスに乗りナイツブリッジ停留所で降り、世界を代表するデパートの老舗「ハロッズ」へ行く。
こちらのバスを乗りこなすのは大変だ。停留所の自動販売機でチケットを買い、前払い方式のため、前方の扉から乗り、中央の扉から降りる。日本のように次のバス停の表示も無いし、マイクによる案内も無い.。地図を片手に今、走っている場所をある程度確認しながら、勘を働かせ降りなければならない。
今回はラッキーな事に、後ろに座っていた紳士が、こちらの必死さを見かねて「どこで降りたいんだね」と、言った様なので「ハロッズ」と、2,3回言うと意味が通じたようで「OK!」降りるところとバスを降りてからの行き方まで親切に教えてくれた。

ロンドン最大の高級デパート「ハロッズ」
ハロッズと言えば、やはり超ゴーシャスな『王室御用達』のイメージ。 空港等のショップでもおなじみだし、ロゴ入りの緑のてさげ袋はあまりに有名だ。又、ダイアナ元皇太子妃の恋人は、ここのオーナーの息子。地下には、はかなく事故で亡くなってしまった2人をしのぶ、真っ赤なバラが添えられたメモリアルコーナーがあるらしい。高級品ばかりを扱っているのかと思って行ったが、ここ近年は買い物客より観光客が多数訪れているようで庶民的な売り場が目立っていた。
フロワーの一角に馬具用品売り場があり、さすがに馬は売っていなかったが乗馬用の鞍や手綱、鞭、乗馬帽、等、売っていることに「さすがイギリスだ」と驚いた。

2−SECOND FLOOR 「CAFE HARRODS」で食事 light lunch
ハロッズビール

残念ながら、そろそろロンドンにさよならをする時間が近づいてきた。ナイツブリッジ駅からピカデリー線で3つ目のアールズコート駅へ行き、預けてあった荷物をもらい、そのままヒースロー空港へ行く
チケットを買うのは、もう慣れたもの
4:35pmヒースロー空港到着

手続きを済ませ出発まで約2時間。パブに入りイギリスロンドンの残された最後の時間をゆっくりと過ごす

免税店でお土産を買う
手続き完了して14番ゲートから機内へ乗り込み、45番A、Bに座る。帰りの飛行機も満席でこれから10時間50分の飛行だ。
7:35PM(29日) ANA NH−202でヒースロー空港を発ち、ロンドンを後にした。
ANA NH−202
ヒースロー空港出発 楽な服装に着替え
着陸まで約2時間。
只今、ハバロフスク上空
2回目の軽食 2:42pm(30日)
無事 成田国際空港到着
入国審査へ 手荷物引渡場の麻薬犬で
入国客の間を監視のため巡回していた
国内線ターミナルへ
5:25pm
行きと同型の「Fair」で成田発
7:10pm千歳空港着
無事
札幌着 札幌駅にて
お疲れさん!
新千歳空港からの快速エアポート