白い硬式ボールを見た事がありますか?
1970年に全豪オープンで、1986年にはウィンブルドンでイエローボールが採用された。イエローボールは、ハードコートの普及にあわせて、「見やすい」ということで急増し、日本でも昭和50年頃には主流になっていった。
1968年(昭和43年)製の「ダンロップフォート」4個入り缶。「フォート」とは「城塞」とか「要塞」という意味で、守りに強いというところから命名された。
ラケットはフタバヤのバンブー製の「ブルーボレー」
フタバヤゴールデンショットや ウィニングショット 等の名品を世に送り出し、ひっそりと時代とともに消えていったようだが、実はフタバヤ、いまをときめくプリンスの最初の日本代理店でもあった。「HEAD」の創始者であるハワード・ヘッドは大成功したHEADを売却し、趣味のテニスラケット開発のために農機具メーカであった「プリンス」を買収。ここで近代ラケットの元祖となる110平方インチのフェースを持つ「ラージヘッドラケット」を開発。
全米で大ヒットしたそのラケットに目をつけたフタバヤラケットは代理店契約を結ぶ。
しかし、なかなか大ヒットには恵まれず、今のプリンス代理店であるダイワ精工に販売権を売却してしまう。
ラケットの型がくずれないように入れておく、木でできた四角形のラケットプレス。ウッドラケットはちょっと油断をすると見事な程、しなってしまう。
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